静岡に移住するのは転職先を決めてから

なぜ先に移住してはいけないのか

仕事を得るために、まずは静岡に移住しなければならないと思っている人は少し待ってください。すでに移住していることがアピールポイントになると考え、転職先が決まる前に引っ越すのはNGです。なぜなら、職歴に空白期間があると良い印象を与えないからです。また、社会的信用がないので賃貸を断られる可能性があります。さらに、転職先がなかなか決まらなかった場合に不都合なことが多いです。それぞれの理由について、以下に詳しく解説していきます。

職歴の空白期間について

職歴に空白期間があると、面接時にマイナスな印象を与えます。静岡に移住しても、仕事がなければ生活ができません。仕事を得るためには面接に合格しなければなりませんが、先に仕事を辞めて移住をすると職歴に空白期間ができます。静岡に魅力を感じて先に移住したところで、明確な理由や熱意を相手に伝えられなければ、計画性のない人間だと思われてしまいます。すでに内定をもらっていたり、知り合いから声がかかっている状態でない限り、空白期間を作るのはおすすめしません。

社会的信用が低くなる

無職の状態だと、当然ながら社会的信用は得られません。特に、都心より地方のほうが厳しい目で見られる傾向があります。「仕事をしている」という事実がもたらす社会的信用は、自分の想像以上に大きいと考えましょう。そのため、仕事がある状態で移住することをおすすめします。

転職活動が長引いた場合のリスク

転職活動が順調に進まず、なかなか仕事が決まらない可能性もあります。転職活動にかかる時間は大体一ヵ月くらいとイメージしている人が多いようですが、時と場合によってはもっと時間が必要になることもあります。4月採用の職場が多いですが、もし5月に移住して転職活動を始めた場合、10月まで入職は待ってほしいと打診される可能性があります。そうすると、入職するまでの期間は収入がないので生活が苦しくなります。転職活動期間の軍資金が底を尽きてしまい、結局移住を諦めることがないようにしましょう。
また、上記のようになかなか転職先が決まらないことに焦り、希望する条件とは合わない職場に妥協して転職する可能性があります。そこが想定以上に良い職場だったら結果オーライなのですが、ブラックな職場だった場合は最悪です。今の仕事を続けながら転職活動をすれば、「今の仕事がある」という安心感から余裕を持って準備を進められます。急いで移住するのではなく、転職先をきちんと決めてから移住するようにしましょう。