交通情報にも注目
海側は鉄道が充実
静岡に転職する前に押さえておくべきことの一つが、交通情報についてです。特に海側は鉄道網が充実しています。そのため、事前に静岡の鉄道事情について調べておくと、スムーズに新生活を始められるでしょう。
静岡県の海側、つまり遠州灘や駿河湾に面した地域には市街地が形成されています。浜松市や静岡市などはその代表的な例で、中心となる浜松駅や静岡駅には多くの鉄道が乗り入れています。日本の大動脈であるJR東海道本線や東海道新幹線は、静岡県の海側を東西に走っています。これらの路線を使えば、県内だけでなく、東京や大阪などの主要都市へもスムーズに移動できます。また、天竜浜名湖鉄道のように、地域に密着した鉄道も運行しています。このように、静岡の海側には複数の鉄道会社が路線を展開しているため、転職先が海側エリアにある場合は電車通勤をしやすい環境と言えるでしょう。住む場所を選ぶ際にも、鉄道の路線図を参考にすると便利です。
山側は車移動が中心
静岡県の山側は、大井川鐵道が南北に走っており、SLも運行している人気の路線です。大井川鐵道のほかに、JR飯田線や御殿場線といった鉄道路線も通っています。しかし、海側と比べると鉄道の本数は少なく、駅と駅の間の距離が長い区間もあります。そのため、山側で生活する場合は、電車よりも車での移動が中心となるでしょう。
静岡県の山側には、国道473号や国道362号、国道152号といった主要な国道が走っています。これらの国道は、山間部や市街地を結ぶ重要な道路です。自家用車があれば、これらの道路を利用して通勤や買い物などでさまざまな場所へスムーズに移動できます。バス路線もありますが、本数は限られています。そのため、静岡の山側で転職を考えている場合は、自家用車の所有を検討すると良いでしょう。
不便な思いをしないために
移住したあとに不便な思いをしないためには、静岡の交通事情について十分な下調べと判断が重要になります。静岡への転職を考えている方は、まずご自身の移動手段について考えてみましょう。
自家用車を所有していて、自然豊かな環境で暮らしたい方は、山側への移住をおすすめします。山側は自然が多く、静かな環境で生活できますが、公共交通機関は海側に比べて少ないです。自家用車があれば、自由に移動できますので、不便を感じることは少ないでしょう。反対に、自家用車を持たない人が山側に移住した場合、移動に不便さを感じる可能性が高まります。山側でも、鉄道駅に近い場所に住むなどの工夫が必要になります。
鉄道を主な移動手段として考えている方や、生活の利便性を重視する方は、海側の市街地をおすすめします。海側には鉄道網が充実しており、駅周辺には商業施設や公共施設が集まっているため、生活に便利です。このように、静岡県内でも海側と山側とで異なる特色を持つため、自身の移動手段やライフスタイルに合わせて最適なエリアをじっくりと検討しましょう。
