求人事情を把握する
どんな産業が盛んなのか
静岡は工業や農業、観光業など様々な産業が盛んです。地域ごとに特色があり、東部、中部、西部の3つにエリアを区分することができます。エリアごとに発展している産業が異なるので、希望の職種が決まっている人はその産業が盛んなエリアを中心に転職先を探していきましょう。
3つのエリアがある
「東部」に属するのは三島市、沼津市、富士市、熱海市などです。富士市は製紙業が盛んです。熱海市は伊豆半島に属し、多くの観光客が訪れます。温泉地として人気で、富士山を有する土地であることから観光業や販売業が発展しています。
「中部」に属するのは静岡市や焼津市、清水市です。焼津市は水揚げ量日本一の焼津漁港があるため、漁業が盛んです。また、清水港は国内屈指の国際貿易港であり、静岡の産業における重要な拠点として機能しています。清水市には運輸業の求人が多く、静岡市は特定の業種に限らず様々な求人があります。
「西部」に属するのは浜松市、磐田市、掛川市です。車・バイクメーカーや楽器メーカーが集まっており、工業地帯として静岡の産業を支えています。第一次産業、第二次産業ともに就業者数が多いエリアです。特に工場の製造スタッフや事務職の求人が多い傾向にあるようです。
エリアごとの求人事情
やはり、人口の多い静岡市と工業地帯である浜松市は他の地域と比べて求人が多いようです。上記で紹介したもの以外だと、営業職も需要が高いです。また、エリアに限らず看護師や介護士などの医療・福祉系の求人が多いです。
特殊な求人だと、浜松市は河合とヤマハの本社があるので、子ども教室の求人があります。また、楽器やバイクの製造スタッフを募集しているので、こういったジャンルに興味のある人はおすすめです。総合職や営業職には未経験可とする求人も多いので、違う世界に飛び込みたいと考えている人は狙い目です。
温泉地として賑わう伊豆半島エリアでは、近年のインバウンド観光客の増加により、観光業が盛んです。そのため、ホテルスタッフや販売スタッフ、観光バス運転手などの求人が目立ちます。
ものづくり系の企業が集まる
静岡は日本のものづくりの拠点が多く集まっています。大小様々な規模の企業が集まっており、共に技術力を高め合いながら世界に通用する商品を開発しています。そのため、エンジニアや機械設計に携わる職種の求人が他県と比べて多い傾向にあります。大手企業であれば未経験者向けに研修制度を設けているので、安心して働くことができます。そこで専門的なスキルを身につければ、今後も長く活躍することができます。
