移住支援制度の利用
様々な支援制度がある
静岡には移住を検討している人に向けた様々な支援制度があります。どのような支援制度があるのかを確認し、上手に活用しながら希望エリアに移住するための準備を進めていきましょう。
静岡市では、市内への移住を検討している人、あるいは移住したばかりの人に向けて「Sパス」というパスポートを発行しています。提携店舗の料金割引や特典サービスが受けられます。具体的には、レンタカーの割引サービスや住宅ローンの金利優遇などが受けられます。
藤枝市も移住者への支援を積極的に行っており、特に子育て支援に力を入れています。子育て世代に対して引っ越しに伴う移転費用の助成や、新婚世帯への引っ越し費用の補助などを行っています。
富士宮市は県外から移住してきた若者世代(40歳以下)に対し、住宅を購入する際の奨励金を給付しています。また、空き家を賃貸する場合も補助金が出ます。
家探しに役立つサイト
転職に伴う移住でも支援を受けることは当然可能です。Uターン・Iターン就職希望者向けの登録制度も実施しています。家族と共に移住する場合、一番のネックとなるのが家探しです。その際に役立つのが静岡県公式移住・定住情報サイトの「ゆとりすと静岡」です。便利な住民サービスや空き家物件の情報が掲載されています。また、静岡で実施されている移住支援制度についてエリアごとに紹介していますので、移住を検討する際はぜひ活用してください。
都内に住んでいる人へ
現在都内に住んでいる人は、「ふるさと回帰支援センター」に行きましょう。JR有楽町駅前の東京交通会館内に設置されています。都内在住で静岡への移住を考えている人へのサポートを目的とした施設で、専属の相談員から地域の詳しい情報を教えてもらえます。ふるさと回帰支援センターには、週二回キャリアカウンセラーが訪れます。そこで、静岡の転職事情を直接聞くことができます。
移住希望者向けに様々なセミナーの開催をしています。ファイナンシャルプランナーから転職後の収支についてアドバイスを受けられる転職相談会や、先輩移住者からの話を聞ける交流会、サーフィンが好きな人や海辺での生活に憧れる人に向けたセミナーなど、幅広い内容のセミナーを開催しています。セミナーの情報については公式サイトで確認できるので、随時チェックしてください。
ふるさと回帰支援センターを利用して静岡に移住した人は、2015年時点では16人でしたが、2016年には52人へと大幅に増加しました。これはカウンセラーの配置やセミナーの開催など、充実した支援体勢が整っているからでしょう。